相続した不動産の売却

筆者が実際に今年の3月に相続した不動産を売却した体験談。 昨年1月に母が他界し、(父は11年前に他界)相続した不動産資産について、その相続処理から売却までのプロセスの中で苦労した点、功を奏した術などを紹介し、これから相続または不動産を売却する方に少しでも参考になればという思いです。執筆する内容は以下の16話で構成される予定で、随時、執筆次第、公開していきます。

相続と不動産売却

そのアウトラインは下記の通りとなります。

相続と不動産売却の成功術 (目次)

8年間、空き家だった実家を相続 【第1話】

相続申告や相続手続きは自分でやるしかない 【第2話】

遺産分割協議と相続人の確定って予想外に面倒だ! 【第3話】

遺産分割協議税金のこと 【第4話】

遺産分割協議と売却するかどうかはだれが決めるの? 【第5話】

古家付きか解体して更地か悩む 【第6話】

不動産査定と情報収集開始 【第7話】

不動産会社はどこを選べばよい? 【第8話】

遺品整理という重労働 【第9話】

不動産会社とのコミュニケーションは難しい 【第10話】

不動産会社を決めて販売活動開始! 【第11話】

隣家との境界問題発生! 【第12話】

買主さんと売買契約締結 【第13話】

引き渡しの準備 【第14話】

引き渡しの当日は緊張したよ 【第15話】

買主さんからの手紙 【第16話】

相続した家を売る

相続は予想以上に手間のかかる作業だった

相続って、死亡の翌日から申告のカウントダウンが始まります。そして相続のタイムリミット(申告期限)は10ヶ月。 その期間が長いか短いと聞かれると、私の場合は相続人は自分と妹の2名だけでしたが、「短いなぁ」と感じました。当初、は課税対象が基礎控除額を超えないかもと思って申告はいらないかなって高を括っていたのですが、遺品整理を進めていくうちに、どうやら少し超えそうだということが判明しました。 専門家(相続に強い税理士)に依頼すると数十万円くらい代行料金がかかるのは知っていたので、思わず貧乏性が出て、仕事の合間や週末にでやれないかな?と思い、2ヶ月くらいやってみて結果はギブアップ。素人にとって大変骨が折れる作業で片手間では済まないなぁと思いました。

相続税の申告作業では、相続する不動産の評価は、固定資産納税通知書でも大体の金額はわかります。しかし、それは固定資産税評価額であり、相続税評価額とは異なるものです。相続申告の際には相続税評価額を算定し使用しなければなりません。相続税評価額が算出された後も、ケースによっては遺留分の計算など結構厄介な問題も発生してきます。 なので、基礎控除額を超える場場合は、専門家に任せれるところは任せた方がスムーズだと思います。信託銀行などでも相続の手続きサポートを行っています、ただ、相続申告など専門家(税理士)に委託する部分はその料金を別途支払うことになり、高額になるケースもあります。 自分のケースは、相続申告書の作成および申告を代行を、相続に強い税理士および物件の登記名義変更などは司法書士に依頼し、それ以外の手続きは自分でやってみました。結果的には、経済面+精神面の負担については最適化できたと思います。

不動産売却

 

相続の現実とその価値観

母が他界し二次相続を初めて経験しました。両親の人生や思いが刻み込まれた遺品を一つ一つ整理しながら相続しました。購入時点では高額な着物や家具や家財も二束三文で処分となりました。母が大事に保管していた大島紬の着物や帯も20点ほど買取業者に持ち込み3000円程度でした。宝石類も(金やプラチナを除く)同様でした。母が大切にしていたものを廃棄同然の価格で処分することには心が痛みました。

大切な不動産の売却だから

そして、最後に残ったのが実家(一戸建て)の処分。両親が苦労して建て、大切に生きてきた記録が刻まれている不動産の売却。空の向こうにいる両親も納得できる売却を心がけたいという想いで売却に着手したのが昨年の4月。私自身は不動産売却サイトを主宰している立場的にも失敗できないというプレッシャーも感じながら着手しました。不動産会社とのコミュニケーションもすべて東京在住の自営業(一般個人売主)という立場で進めました。その売却で体験したプロセスについて少しでも参考情報となればと思い執筆していきます。共有していただければ幸いです。