マンションの売却価格動向 | 首都圏

調査/執筆: 不動産価格.net事務局    2016年6月

首都圏(東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県)のマンション売却の成約価格(成約した物件の平米単価)と成約件数について過去6年間の推移をまとめてみました。 ご参考になれば幸いです。※出典:東日本不動産流通機構 月例マーケットウオッチ

首都圏のマンションの成約価格については過去3年間は上昇傾向となっています。在庫案件も増えてつつある状況ですが、それでもまだ買い需要があるようです。特に東京都の都心部分では依然強い需要があるようです。しかし、東京以外のエリアでは、そろそろ成約価格もピークを迎えつつあるという見方も出始めています。

また、消費税増税が今後の政局次第で増税が見送られることになるとどうなるのか気になるところです。増税が見送られた場合、その反動で下落する可能性があります。今後の動向は注視していきたいですね。

 

東京都のマンションの売却価格動向

マンション売却 東京

成約単価と成約件数の年間平均の推移

4年前の政権交代後、ほぼ直線的に上昇傾向が続いています。

 

神奈川県のマンションの売却価格動向

マンション売却 神奈川県

成約単価と成約件数の年間平均の推移

過去6年間を通して、東京と同様に上昇傾向にありますが、2016年以降、激しく上下動をしており、今後の動向が注意が必要です。

千葉県のマンションの売却価格動向

マンション売却 千葉県

成約単価と成約件数の年間平均の推移

過去6年間を通して、成約価格は上下動を繰り返し緩やかな上昇となっています。

 

埼玉県のマンションの売却価格動向

マンション売却 さいたま

成約単価と成約件数の年間平均の推移

過去6年間を通して、成約価格は激しく上下動を繰り返しながら、横ばいから緩やかに上昇しています。

 

今後の売却価格の動向と売却のシナリオ

2016年になって、株価も徐々に落ちてきており日銀がマイナス金利も導入しましたが、弱含みな状況に変わりありません。経済回復基調が揺らぎ始め てきてると判断するエコノミストも増えています。そんな状況下で、先月、熊本地震が発生し、それが経済活動にも影響を与えており、暗雲が立ち込め始めてい ます。大規模な地震災害が発生すると半年は消費者心理(財布の紐)は固くなり、震災前の状況にもどるには1年から1年半くらいかかるのが過去の経験値と なっています。

消費税増税に延期で今後の成約価格への影響は?

一昨日(6月1日)安倍首相は消費税再延期を表明しました。 

消費税増税(駆け込み需要)を念頭に中古マンション売り物件の在庫がここにきて、かなり増えています。増税延期で購入者の心理はペースダウンし、価格的にもこれまでの上昇傾向に終止符を打つ可能性も出てきました。

マンションの売却シナリオを組み立てる

消費税増税が見送られると買い手にも急ぐ必要がなくなり、当面は買い手市場となり、売主には厳しい状況になります。下落傾向へ転換する前に、早々に動き始めることをお勧めします。

まず、複数の不動産会社に不動産査定(簡易査定)を依頼し、現時点での概算の売却価格、近隣事例データ、売却プランなどを提示してもらい比較し、売却のタイミングを決断をされることが肝要かと思います。

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