土地の売却価格の動向 | 首都圏

調査/執筆: 不動産価格.net事務局    2016年5月

首都圏(東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県)の土地売却の成約価格(成約した物件の平米単価)と成約件数について過去6年間の推移をまとめてみました。 ご参考になれば幸いです。※出典:東日本不動産流通機構 月例マーケットウオッチ

首都圏の土地(住宅地)の価格について、過去6年間は「ほぼ横ばい」となっています。先日発表があった地価公示が前年比(+0.6%)ということとほぼ一致しています。

テレビや新聞で地価は上昇した報道されていましたが、いわゆる人が集まる人気エリア(商業地)で上昇傾向が見られたという意味です。金融緩和で資金が市場に流れその多くが「商業エリアの開発」に流れた結果、商業地の地価が上昇したということで、住宅地は総じて「横ばい」または都市間から離れたところでは、下落傾向です。

2016年もすでに半分が終わりつつありますが、4月中旬に発生した熊本地震の影響が今後の動向にどう作用していくるのか注視していきたいところです。

東京都の土地の売却動向

東京都の土地売却

成約単価と成約件数の年間平均の推移

過去6年間を通して、成約件数(売れた件数)、成約価格共に横ばいです。全国的に土地の成約件数は増加傾向にあるのですが、東京都に限っては、東京オリンピック招致のニュース以降、件数は若干減少になったようにも見えます。

 

神奈川県の土地の売却動向

神奈川県_土地売却

成約単価と成約件数の年間平均の推移

過去6年間を通して、昨年あたりから成約件数(売れた件数)は増加傾向にありますが、成約価格は東日本大震災直以降からゆるやかな下落傾向が続いています。

 

千葉県の土地の売却動向

土地売却 千葉県

成約単価と成約件数の年間平均の推移

過去6年間を通して、成約件数(売れた件数)は増加傾向にあります。成約価格は上下動を繰り返し横ばいですね。昨年あたりから土地の売却成約件数は僅かに増加しています。

 

埼玉県の土地の売却動向

埼玉県_土地2016-4

成約単価と成約件数の年間平均の推移

過去6年間を通して、成約件数、成約価格は激しく上下動を繰り返しながら、横ばいから僅かに下落の兆候も出てきています。

 

今後の売却価格の動向と売却のシナリオ

2016年になって、株価もずるずると落ちてきておりマイナス金利も導入したが、経済回復基調が揺らぎ始めてきている。そこに熊本地震も発生し、暗雲が立ち込め始めているのが最近の状況です。東日本の際にも地震発生後、土地の価格は全国的に下落したので、今回も要注意ですね。

消費税増税に伴う駆け込み需要の影響について

土地には税金がかならないから増税の影響はないかというと、そうではなく、一戸建て住宅の購入者は土地と建物を想定しています。その建築資材や工事代金は税金対象となり、増税前の半年前(2016年9月末)までには契約する必要があります。そう考えると遅くとも夏までには市場に出してないと厳しくなってきます。

土地の売却シナリオを組み立てる

土地を売却したい、それも少しでも高くと考えているのであれば、少し余裕を持って、早々に動き始めることをお勧めします。まずは、複数の不動産会社に不動産査定や売却プランを提示してもらい比較し、頼れる不動産会社を見定めることが最善策じゃないかと思います。

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